README.md

docker-ubuntu-lxde XRDP

What is this?

Docker による Ubuntu の LXDE/LXQt デスクトップ環境です。 リモートデスクトップとして RDP(xrdp)を使用します。

日本語環境(ibus-mozc による日本語入力可能)かつ、-uによる一般ユーザ起動においてもsudoコマンドが使用可能です。

Supported tags

• 24.04-xrdp_ja, noble-xrdp_ja, latest-xrdp, latest: Ubuntu24.04 ベース LXQt (xrdp/Dockerfile.ubuntu24.04)
• 24.04-xrdp-slim_ja, noble-xrdp-slim_ja: サイズを軽量化した Ubuntu24.04 ベース LXQt (xrdp/Dockerfile.ubuntu24.04)
• 24.04-xrdp-audio_ja, noble-xrdp-audio_ja: 音声転送可能な Ubuntu24.04 ベース LXQt (xrdp/Dockerfile.ubuntu24.04_audio)
• 22.04-xrdp_ja, jammy-xrdp_ja: Ubuntu22.04 ベース (xrdp/Dockerfile.ubuntu22.04)
• 22.04-xrdp-slim_ja, jammy-xrdp-slim_ja: サイズを軽量化した Ubuntu22.04 ベース (xrdp/Dockerfile.ubuntu22.04)
• 22.04-xrdp-pulseaudio_ja, jammy-xrdp-pulseaudio_ja: 音声転送可能な Ubuntu22.04 ベース (xrdp/Dockerfile.ubuntu22.04_pulseaudio)
• 20.04-xrdp_ja, focal-xrdp_ja: Ubuntu20.04 ベース (xrdp/Dockerfile.ubuntu20.04)
• 20.04-xrdp-slim_ja, focal-xrdp-slim_ja: サイズを軽量化した Ubuntu20.04 ベース (xrdp/Dockerfile.ubuntu20.04)
• 20.04-xrdp-pulseaudio_ja, focal-xrdp-pulseaudio_ja: 音声転送可能な Ubuntu20.04 ベース (xrdp/Dockerfile.ubuntu20.04_pulseaudio)
• ubuntu18.04_ja: Ubuntu18.04 ベース (xrdp/Dockerfile.ubuntu18.04)
• ubuntu18.04-pulseaudio_ja: 音声転送可能な Ubuntu18.04 ベース (xrdp/Dockerfile.ubuntu18.04_pulseaudio)
• ubuntu16.04_ja: Ubuntu16.04 ベース (xrdp/Dockerfile.ubuntu16.04)

How to use

Docker コンテナの起動

Docker コンテナの起動方法は以下の通りです。

$ docker run --rm -it \
    -p 3389:3389 \
    -u $(id -u):$(id -g) \
    -e USER=yama07 \
    -e PASSWD=mypasswd \
    yama07/docker-ubuntu-lxde:24.04-xrdp_ja

オプションは以下の通りです。

• -p port:3389 クライアントから接続されるポートをportに設定してください。
• -u user:group コンテナを起動する UID をuserに、GID をgroupに設定してください。 指定しない場合は、root ユーザ(UID=0,GID=0)として起動します。 なお、root ユーザとして起動した場合は、日本語入力(mozc)が利用できません。
• -e USER=loginUser RDP によるログインユーザをloginUserに設定してください。 指定しない場合は、"developer"となります。ただし、root ユーザとしてコンテナを起動した際は"root"となります。
• -e PASSWD=loginPasswd RDP によるログインパスワードをloginPasswdに設定してください。 指定しない場合は、"xrdppasswd"となります。

接続後にログイン画面やデスクトップ画面が表示されない場合、--privilegedオプションを付けることで成功する可能性があります。

コンテナ内のデスクトップ環境において、ほとんどの個人設定はホームディレクトリに保存されるため、 -v ${HOME}/container_home:/home/yama07 のようにホームディレクトリをマウントするオプションを追加すれば、コンテナを停止＆起動しても個人の設定が維持されます。 ただし、マウントするディレクトリを起動前に作成しておかないと、Permission エラーが発生するため注意してください。

クライアントからの接続

docker run 後に、リモートデスクトップアプリケーション（Mac の場合は「Microsoft Remote Desktop」、Linux の場合は「xfreerdp」や「Remmina」等）で接続してください。

この際、接続先は(Docker ホストの IP):(-pオプションで指定したport)、ユーザは-e USERで指定したloginUser、パスワードは-e PASSWDで指定したloginPasswdを指定してください。

カスタマイズ

この Docker イメージはあまりパッケージをインストールしていないため、そのままでは利用範囲が限られます。 そのため、リポジトリ内の Dockerfile を参考にして独自の Dockerfile を作成するか、Docker Hub に公開している Docker イメージをベースイメージとして利用してカスタマイズすることをお勧めします。

カスタマイズしたイメージを作成するサンプルがこちらにありますので、ご参考にしてください。

How to build

Docker イメージのビルド方法は以下の通りです。 （イメージの名前やタグは適宜変更してください。）

$ git clone /~https://github.com/yama07/docker-ubuntu-lxde.git
$ docker build \
    -t lxde_xrdp:ubuntu24.04_ja \
    -f ./xrdp/Dockerfile.ubuntu24.04 \
    ./xrdp

## Slim image
$ docker build \
    --build-arg ADDITIONAL_APT_GET_OPTS=--no-install-recommends \
    -t lxde_xrdp:ubuntu24.04-slim_ja \
    -f ./xrdp/Dockerfile.ubuntu24.04 \
    ./xrdp